ガセリ菌はストレス緩和にもいい！効果や特徴

乳酸菌の中にも色々種類があり、それぞれ少しずつ特徴や効果は変わってきます。

今回はそんな中でもガセリ菌という乳酸菌について、効果や特徴、ガセリ菌が入ったヨーグルトなどをご紹介していきたいと思います。

ガセリ菌の特徴

ガセリ菌の特徴としては、まずは腸の中に90日以上いれるということです。
普通外から摂った乳酸菌は3〜4日、長くても1週間経つと体外に排出されてしまいます。

そのため、こまめに摂取し続けないと効果が得られなくなってしまうのですが、ガセリ菌は摂取をやめても90日以上体内で働くことができるため、こまめに摂取するほど体外の乳酸菌量が増えてしっかり効果を実感できるんです。

これは雪印メグミルクの社員さんに、1日1回7日間、毎日1,000億個のガセリ菌SP株を摂取してもらったところ、90日後でも便の中からガセリ菌が見つかったことから分かりました。

腸の中でガセリ菌sp株は増殖し、腸内環境を整えてくれる効果があるんですね。

ガセリ菌の効果

便秘解消効果

ガセリ菌は酸や熱に強く、胃酸でも死なずに腸まで届きます。
そして90日以上腸の中で増殖することから、腸内環境を整える効果がとても高いです。

乳酸菌が生きて腸まで届くと、腸の中で乳酸を作り出します。
この乳酸で腸内は酸性に保たれますが、腸は酸性だと活発に動くため、便秘が解消されやすくなります。

女性の便秘のほとんどが、腸の動きが鈍くなることで起こる弛緩性便秘と言われています。

そのため、腸の動きを活発にすることは、便秘解消にとても役立つんです。

ダイエット効果

ガセリ菌の中でもガセリ菌SP株には、内臓脂肪を減少させる効果があることが分かっています。
BMI値25以上の男女101名を2グループに分け、片方のグループにはガセリ菌SP株を含むヨーグルトを、もう片方のグループにはガセリ菌SP株を含まないヨーグルトを1日に100g、12週間食べてもらったところ、ガセリ菌を含むヨーグルトを食べたグループは内臓脂肪が6㎠も減少したことが分かりました。

皮下脂肪面積、ウエスト、BMI値も減少し、内臓脂肪だけでなくしっかりダイエット効果があることが分かったんですね。

また、ガセリ菌SP株にはコレステロール値を下げる効果もあることが分かっていて、メタボリックシンドロームの解消にも効果があります。

コレステロール値が高いと血液がドロドロになってしまうので、心筋梗塞や動脈硬化、脳梗塞などのリスクを上げてしまいます。
コレステロール値を下げるには食生活が大切ですが、お付き合いで外食が多かったり、忙しくてなかなか食事に気を遣えない方は、乳酸菌をうまく活用するのもいいですよね。