睡眠不足になると便秘を引き起こしやすくなるというのはこちらの記事にて紹介させていただきました。
睡眠不足になると自律神経が乱れ、その影響で便秘になるというものでしたよね。
しかしその逆も然りで、便秘になることで睡眠不足を引き起こしてしまうことがわかったのです。
そこで、睡眠不足と便の関係についてご紹介したいと思います。
睡眠不足になると便秘になる理由
睡眠不足になると、自律神経が乱れてしまいます。
自律神経は交感神経と副交感神経でできていますが、腸は副交感神経が優位な時に活発に動き、交感神経が優位だと動きが緩やかになります。
睡眠不足になって自律神経が乱れると、交感神経が過剰に優位になったり、交感神経が優位な時間が長くなるので、腸の動きが鈍くなり便秘になりやすくなります。
便秘になると睡眠不足になる理由
では逆に、便秘になると睡眠不足になるのはどうしてでしょうか。
その理由は主に2つあります。
理由1.肉体的なストレス
便秘になると、お腹周りの血管やリンパ管が圧迫されて、血流が悪くなったり浮腫みやすくなります。
血流が悪くなると自律神経が乱れやすくかるので、腸の動きが鈍くなり便秘を引き起こしてしまいます。
理由2.精神的なストレス
便秘になると、お肌が荒れたり、浮腫みやすくなったり、お腹が重たかったり…なんとなく体の調子が悪く、ストレスが溜まりますよね。
また、出ないという事自体がストレスにもなります。
そんな便秘によってストレスが溜まると、これも自律神経を乱す原因となり、腸の動きが鈍くなって便秘を引き起こしてしまいます。
負のサイクルを断ち切るには
こんな風に、
便秘→肉体的&精神的ストレス→自律神経が乱れる→さらに便秘が悪化
と負のサイクルができてしまいます。
このサイクルを断ち切るには、できるだけストレスを溜めないことも大切ですが、腸内環境を改善することが重要です。
腸内環境が整い善玉菌が多い環境だと、腸の動きがよくなり便秘が解消されやすくなります。
腸内環境を整えるには、善玉菌の一緒である乳酸菌を摂るのがおすすめです。
乳酸菌はヨーグルトやチーズなどの動物性のものと、お漬け物や味噌など植物性のものがありますが、動物性のものは胃酸や熱に弱く腸に辿り着くまでに死んでしまいます。
死んだ乳酸菌も腸内の善玉菌のエサとなって善玉菌を増やすのに一役買ってくれますが、1番効率的に善玉菌を増やすのであれば腸までしっかり届く植物性の乳酸菌がオススメです。
お漬け物や味噌、納豆、醤油などに含まれているので、毎日お味噌汁とお漬け物を食べるだけでもかなり効果があります。
それでも効果が薄い方は、乳酸菌のサプリメントもオススメです。
便秘と睡眠は意外にも深い関係があるので、負のスパイラルを巻き起こさないためにも、腸内環境の改善は意識してしていきましょう。