妊娠中の便秘をどうやって解消したらいいか悩みますよね。
できるだけ下剤などは使わず、健康的に解消したいと思いますが、なかなかいい方法が見つかりらず悩んでいませんか。
そんな方におすすめしたいのが、甘酒です。
甘酒は発酵食品なので、乳酸菌などの菌が豊富で、腸内環境を改善し、便秘を解消する効果があります。
妊婦さんには嬉しいビタミンなどの栄養素も豊富なので、健康に特に気をつけたい妊娠中にぴったりの飲み物なんです。
そんな甘酒の便秘解消効果や、妊婦さんにオススメの理由をご紹介したいと思います。
甘酒には2種類!便秘解消効果があるのは?
甘酒、と言うと普通は酒粕からつくられる甘酒をイメージするのではないでしょうか。
お正月やお祝い事でのむのはこの、酒粕から作られる甘酒です。
しかし、オススメしたいのはこちらの甘酒ではなく、麹菌で作られる甘酒です。
酒粕から作られる甘酒
酒粕と、お砂糖、お水で作られる甘酒で、甘味成分はお砂糖です。
酒粕から作られるので少量のアルコールが含まれることが多く、香りも日本酒のような香りがします。
市販の甘酒は基本的にこちらで、缶に入ったものやお湯で溶くものはこの酒粕の甘酒になります。
少量とは言えアルコールが入っているので、妊婦さんやお子さんにもあまりオススメできません。
麹菌から作られる甘酒
麹菌とお米を発酵させて作る甘酒で、発酵させることで栄養価が高くなり、甘味もお米の甘さだけです。
オリゴ糖やビタミン、食物繊維も豊富で、点滴の栄養剤と同じ栄養価と言われています。
アルコールは入っていないので、妊婦さんでも安心して飲むことができます。
便秘解消効果が高いのは、この麹菌から作られる甘酒の方です。
発酵することで乳酸菌などの菌が豊富になり、腸内環境を整えて便秘を解消する効果があります。
オリゴ糖も腸内の善玉菌のエサになるので、善玉菌が増えて腸の動きを活発にします。
また、妊婦さんにオススメなのがビタミンB6と葉酸が豊富ということです。
これらの栄養素は悪阻の症状を抑える効果があるため、サプリメントで摂取する方もいるほどです。
疲労回復効果もあるので、お腹が大きくなってきて疲れやすい、という方にもオススメなんです。
甘酒の飲み方
甘酒の味が好きな方はそのまま飲むのがお手軽ですが、ちょっと苦手、という方はアレンジして飲むと飲みやすくなります。
- プレーンのヨーグルトに混ぜる
- 豆乳と割って飲む
- スムージーに入れる
- 豆乳と無調整ココア、甘酒でココアを作る
ヨーグルトなどの発酵食品と一緒に摂ることでさらに便秘解消効果がアップしますし、豆乳も不足しがちなタンパク質をしっかり補えたり、便秘解消効果のあるオリゴ糖も摂ることができるのでおすすめです。
飲む量は、1日に100ml~200mlが目安です。
お米から作られた甘酒といっても、飲むと分かりますがかなり甘みが強いので、最初は量を調整しながら飲みましょう。
また、甘酒は栄養価も高いですがカロリーもそれなりにあるので、飲むのであれば夜より朝がおすすめです。
甘酒の作り方
甘酒はネットなどでも購入することができますし、自宅で手作りすることもできます。
準備するもの
- お米(生)・・・1合
- 麹・・・100g
- 炊飯器
作り方
- お米1合をお粥にして炊きます。
- 炊けたら蓋を開けて冷まし、触るとちょっと熱いくらいの温度まで冷まします。
- 冷めたら麹を入れて混ぜ、蓋を半開き状態にして間に濡れ布巾をかぶせ、保温モードにします。
- 4時間経ったら一度よくかき混ぜ、さらに4時間待ちます。
- 最後によく混ぜてできあがり。
他にも炊いたお米から作るレシピなどもあるので色々検索してみてください。
時間はかかりますが手間はかかりませんし、市販のものよりかなりお安く作れます。
妊娠中の便秘を健康的に解消したい、という方はぜひやってみてくださいね。