健康や美容のために乳酸菌をせっせと摂っているのに
- 効果がイマイチ実感できない
- 乳酸菌を摂ると下痢をする
といった事が起き、乳酸菌が体に合わないのかな?と不安に思っていらっしゃいませんか。
そんな時に確認しておきたいことをまとめてみました。
乳酸菌が合わないと思った時に確認したいこと
1.乳糖が合わない
乳酸菌を摂ると言っても方法は色々で、ヨーグルト、サプリメント、乳酸菌飲料などが一般的ではないでしょうか。
その中でもヨーグルトと乳酸菌飲料を選ばれる方は多いですが、ヨーグルトと乳酸菌飲料には、日本人の体質には合いにくい乳糖という栄養素が入っています。
乳糖はもともと牛乳に含まれる栄養素で、牛乳を飲む習慣がなかった日本人には体質に合わない方がほとんどで、下痢を起こしてしまったり、逆に便秘を起こしたり肌荒れを起こすことにつながってしまいます。
ヨーグルトはとくに乳糖を多く含むので、下痢や便秘を起こしやすくなってしまいます。
ヨーグルトを食べているけどなかなか効果が実感できない、乳酸菌飲料を飲むとよくお腹を下す、という方は乳酸菌ではなく乳糖が身体に合っていない可能性が高いので、乳糖を含まないキムチやお漬物、甘酒など別の食べ物に切り替えるか、サプリメントに切り替えるのがオススメです。
2.乳酸菌の種類が合っていない
乳酸菌にも色々種類があり、人によって体内にいる乳酸菌は少しずつ違います。
そのため、体質に合わない乳酸菌をいくら摂っても便と一緒に排出されるだけで腸内で上手く働いてくれません。
2週間以上続けて様子を見て、まったく効果が見られないようであれば乳酸菌の種類を変えてみるのがおすすめです。
3.乳酸菌の数が足りない
乳酸菌の効果をしっかり実感するためには、1日に1兆個摂るのがいいと言われています。
もちろんそれより少なくても効果を実感できる場合もありますが、思ったような効果が得られない場合、乳酸菌の数が足りないのかもしれません。
ちなみに、ヨーグルトの小さいカップ1個あたりには約100億個の乳酸菌がいますが、1兆個摂ろうと思うと100個もヨーグルトを食べなければなりません。
そうなると、ヨーグルトだけで乳酸菌をしっかり摂るのは難しいですよね。乳酸菌飲料も同様、それだけで1兆個乳酸菌を摂るのはちょっと難しいです。
手っ取り早いのはサプリメントで、1兆個手軽に摂れるものもたくさんありますし、乳酸菌のエサになるオリゴ糖も一緒に配合されているものもあります。
数が足りなくて効果が得られてなさそう、という場合はサプリメントがおすすめです。
4.乳酸菌が死んでいる
乳酸菌は熱や酸に弱い種類もあり、加熱や胃酸などで死んでしまいます。
死んでしまっても腸内の善玉菌のエサになったり、死んだ悪玉菌を吸着して便として外に出してくれる効果もありますが、生きた乳酸菌のほうがもちろん効果を実感しやすいです。
そのため、死んだ乳酸菌をせっせと摂っていて、なかなか効果を実感できていないのかもしれません。
乳酸菌を選ぶ時は、胃酸で死なずに生きて腸まで届くものがおすすめです。
体質に合っているか見極めるポイント
では、乳酸菌が自分の体に合っているか見極める時のポイントをご紹介したいと思います。
お通じがよくなった、下痢がなくなった
腸内環境が整うと、腸の動きが活発になり便秘が解消されやすくなります。
下痢の解消にも効果があるため、少しずつでも改善されているようであれば体質には合っています。
ただ、腸内環境の状態によっては1週間や2週間ではなかなか効果が得られないこともあるので、根気よく1ヶ月程度様子を見てみましょう。
オナラの臭いが減った
腸内環境の状態を見極めるポイントの1つに、オナラの臭いがあります。
腸内環境が悪いと悪玉菌が有毒なガスを発生させるため、オナラの臭いがキツくなります。
逆に腸内環境が整ってくると悪玉菌の活動を抑えることができるので、オナラの臭いがおさまってきます。
少なくても2週間は様子を見ましょう
乳酸菌が体質に合っているか見極める場合、少なくても2週間以上は継続して同じものを摂取するようにしましょう。
特にサプリメントなどではなく、食品から摂取する場合は乳酸菌の数が足りないことが多いので、効果を実感するまでに時間がかかることがあります。
2週間以上経っても全く変化がない場合は乳酸菌の種類を変えてみましょう。
稀に、乳酸菌を取り始めたばかりの頃に下痢をすることがありますが、乳酸菌が体の中で頑張って闘っているため一時的に下痢が起きることがあるんです。
数日で落ち着きますが、長引く場合は中止して別の乳酸菌や食べ物に変えてみましょう。